現場で事故が起きるとき、
原因の多くは 「ヒューマンエラー」 と言われる。
でも俺は思う。
“整理整頓ができてない現場は、事故の準備が整ってる現場だ”
職人を8年やって、施工管理になってから気づいた。
散らかった現場は、
- つまずく
- 落とす
- ぶつかる
- 見えない
- 判断が遅れる
こういう“事故の芽”がそこら中に転がっている。
この記事では、
整理整頓がなぜ安全につながるのか、
どうすれば現場が劇的に変わるのか
俺視点で分かりやすくまとめていく。
整理整頓が安全につながる“本当の理由”
足元が散らかると事故の確率が跳ね上がる
現場で一番多い事故は、
「つまずき・滑り・落下」 だ。
足元に
- 端材
- 養生テープ
- ビス
- 使い終わった材料
- 伸びたコード
こういう“ちょっとした物”が落ちているだけで、
事故の確率は一気に上がる。
俺が職人だった頃、
「ちょっとくらい大丈夫だろ」
と思っていた。
でも管理になって気づいた。
“ちょっと”が事故を呼ぶ。
道具や材料の“迷子”が判断を遅らせる
現場で焦りが生まれる瞬間は決まっている。
「あれどこ置いたっけ?」
探す → 焦る → 判断が雑になる → 危険が増える
整理整頓は、
“探す時間をゼロにする”安全対策 でもある。
見通しが悪い現場は危険を見落とす
材料が積まれすぎていたり、
道具が散乱していると、
視界が狭くなる。
視界が狭いと、
- 他業者の動き
- 危険箇所
- 足元の段差
- 落下物の可能性
これらを見落とす。
俺は管理になってから、
「視界の確保=安全の確保」
だと痛感した。
職人と管理で“整理整頓の意味”が違う
職人の視点 → 作業しやすさ
職人にとって整理整頓は、
「作業効率を上げるための片付け」 だ。
- 手元に必要な物がある
- 動きやすい
- 作業が早い
これが目的。
管理の視点 → 安全・品質・工程の安定
管理にとって整理整頓は、
「事故を防ぎ、工程を守るための安全対策」 だ。
- 動線の確保
- 視界の確保
- 落下・転倒の防止
- 他業者との干渉を減らす
目的が違うから、
すれ違いが起きる。
両方経験した俺の結論
整理整頓は
“片付け”じゃなくて“安全対策” だ。
この意識がある現場は、
事故が少なく、作業も早い。
兄貴が現場で実践してる整理整頓のコツ
使う物だけを“手元に置く”
手元に物が多いと、
事故のリスクが跳ね上がる。
兄貴はいつも言う。
「必要な物だけ置け。残りは片付けろ」
これだけで現場が一気に安全になる。
動線を確保する
人と物の流れがスムーズな現場は、
事故が少ない。
- 通路に物を置かない
- コードはまとめる
- 材料は壁際に寄せる
これだけで事故の芽が消える。
片付けの“基準”を決める
人によって
「片付けた」の基準が違う。
だから俺は“片付けの基準” を決める。
例:
- 通路は幅○○cm空ける
- 材料は種類ごとにまとめる
- ゴミは袋に入れて1箇所に集める
基準があると、
誰がやっても同じレベルになる。
まとめ
整理整頓ができる現場は“強い現場”だ
整理整頓ができてる現場は、
- 作業が早い
- 事故が少ない
- 職人のストレスが減る
- 管理の負担も減る
- 元請けの評価が上がる
つまり、
整理整頓は“現場のレベル”を決める土台 だ。
兄貴として言わせてもらう。
「片付けられる現場は、強い現場だ。」
筆者プロフィール
吉塚|遠回りキャリアの施工管理
保育 → 営業 → 防水職人(8年) → 施工管理。
現場で胸を張って働くための“プロ意識”を発信中。
職人と管理の両方を経験した視点で、
若手・未経験者にも分かりやすく現場のリアルを届ける。
