現場って、監督と職人の“間”に立つ人が一番バタつく。
でも実際、現場を静かに前へ進めているのもこのポジションだ。
元請の「今日これいける?」
職人の「これキツいっすよ」
その両方を受け止めながら、工程も材料も空気も整えていく。
ここでは、そんな“間に立つ人”として、
現場をスムーズに回すためのコツを落ち着いたテンションで話していく。
“間に立つ人”の役割は、派手じゃないが重い
番頭・職長・リーダー…呼び方は色々あるけど、
やってることはどこも似たようなものだ。
⬛︎ 主な役割
- 職人の人数調整
- 材料の手配
- 他業者との取り合い
- 元請との打ち合わせ
- 工程の微調整
- 安全・品質の確認
- トラブルの芽を早めに潰す
派手な仕事じゃない。
でも、ここが崩れると現場は一気に荒れる。
だからこそ、落ち着いて、時に笑いながら現場を整える。
段取りの基本は“早めに動いて余裕を作る”
段取りは現場の土台だ。
そして段取りは“前日”じゃ遅い。
⬛︎ 段取りは数日前から仕込む
- 材料の入り
- 職人の人数
- 他業者の進み具合
- 天気
- 元請の変更リスク
これらを前日にまとめて調整しようとすると、現場は荒れる。
だから、早めに動いて余白を作る。
余白があると、現場は静かに回る。
職人とのコミュニケーションは“軽さと深さ”
職人は言葉より背中で語るタイプも多い。
⬛︎ 観察ポイント
- 「大丈夫っすよ」→顔が大丈夫じゃない
- 「今日中に終わる」→手元がゆっくり
- 「任せて」→材料が足りてない
言葉だけで判断しない。
空気・動き・表情をセットで見る。
⬛︎ 職人が動きやすい環境を作る
- 材料を切らさない
- 作業スペースを確保
- 他業者との取り合いを調整
- 無駄な待ち時間を作らない
これを淡々と整えるのが渋さ。
そこに少し笑顔を混ぜるのが陽気さ。
監督(元請)との付き合い方は“柔らかく、正確に”
監督の「ちょっとだけ」は、だいたいちょっとじゃない。
でも怒っても意味がない。
監督は全体を見ている。
こちらは現場の細部を見ている。
立場が違うだけだ。
だから、
柔らかい言い方で、正確に現場の状況を伝える。
⬛︎ 監督語の翻訳
- 「今日中に」→半日じゃ終わらない
- 「簡単な補修」→意外と手間
- 「ここだけお願い」→他業者の作業が必要
淡々と、でもしっかり伝える。
これが渋い立ち回りだ。
トラブルは“起きる前に静かに潰す”
現場のトラブルは、起きてから対応すると空気が重くなる。
⬛︎ 気配を拾うポイント
- 材料がギリギリ
- 職人の動きが遅い
- 他業者と作業が被りそう
- 元請の指示が曖昧
- 工程が詰まり気味
こういう“違和感”を早めに拾って、
静かに、自然に、先に手を打つ。
まとめ
監督だけでも、職人だけでも現場は回らない。
その間に立って段取りし、調整し、空気を整える人がいるから現場は前に進む。
- 段取りは早めに
- 職人の空気を読む
- 監督の指示を柔らかく翻訳
- トラブルは静かに予防
これができれば、現場は驚くほどスムーズに回る。
そして、
現場を支えているのは、間違いなく“こういう立場の人”だ。
【筆者プロフィール】
吉塚|遠回りキャリアの施工管理
保育 → 介護用品営業 → 防水職人(8年) → 施工管理。
まっすぐじゃない道を歩いてきたからこそ、
「現場で胸を張って働くためのプロ意識」を伝えている。
職人と管理の両方を経験した視点で、
若手・未経験者にも分かりやすく“現場のリアル”を発信中。
ブログ名:現場、異状なし!
キャッチコピー:プロ意識おいていくぜ
