職人と施工管理のすれ違いを“翻訳”してみた【両方経験したから分かるリアル】

現場でよく起きるのが、
「職人と管理のすれ違い」 だ。

・管理「なんで言った通りにやらないんだ」
・職人「現場の状況知らねえだろ」

どっちも悪くない。
ただ、見えてる景色が違うだけなんだ。

俺は職人を8年やって、そこから施工管理に転職した。
両方の立場を経験したからこそ、
この“すれ違い”を 翻訳して橋渡しする記事 を書ける。

この記事では、
職人と管理がなぜすれ違うのか、どうすれば現場が回るのか
を、兄貴視点で分かりやすくまとめていく。

職人と管理は“見えている景色”が違う

現場で起きるトラブルのほとんどは、
立場の違いによる認識のズレ だ。

■ 管理が見ている景色

  • 工期
  • コスト
  • 品質
  • 安全
  • 元請けとの調整
  • 書類・段取り・全体最適

■ 職人が見ている景色

  • 今日の作業をどう安全に終わらせるか
  • 仕上がりの質
  • 作業のしやすさ
  • 天候・材料・現場の状況
  • 他業者との動線

どっちも正しい。
ただ、優先順位が違うだけなんだ。

よくある“すれ違い”を翻訳してみた

ここからは、現場でよくある会話を
兄貴が“翻訳”して本音を解説する。

管理「早くやってください」 → 職人の本音「安全にやらせろ」

管理は工期が気になる。
でも職人は、
「無理なスピードは事故につながる」
と分かっている。

翻訳するとこうだ。

  • 管理の本音:
     「工期が押してる。なんとか間に合わせたい」
  • 職人の本音:
     「焦らせると危ない。段取りが悪いだけじゃねえか?」

ここを理解して声かけすると、
現場の空気が一気に変わる。

職人「段取り悪いな」 → 管理の本音「調整が地獄なんだ」

職人からすると、
「材料が来ない」「他業者が邪魔」
これは段取り不足に見える。

でも管理側は、
元請け・業者・天候・材料・工程表
全部を同時に回している。

翻訳するとこうだ。

  • 職人の本音:
     「段取りさえ良ければもっと進むのに」
  • 管理の本音:
     「裏で調整しまくってる。見えない部分が多いんだ」

管理「ここ直してください」 → 職人の本音「後出しはやめろ」

管理は品質を守るために指摘する。
でも職人は、
「もっと早く言えよ」
と思っている。

翻訳するとこうだ。

  • 管理の本音:
     「品質を守るために必要な指摘」
  • 職人の本音:
     「後出しで直しは効率が悪すぎる」

すれ違いを減らす“解決策”

両方経験した俺が言えるのは、
コミュニケーションの質を上げるだけで現場は劇的に変わる ということ。

管理は“理由”を伝える

「早くやってください」
ではなく、

「午後から他業者が入るので、午前中にここだけ終わらせたいです」

理由を添えるだけで、
職人の動きが変わる。

職人は“気づいたら早めに言う”

「材料足りねえぞ」
「この部分、先に直してもらわねえと困るぞ」

これを早めに言ってくれる職人は、
管理からめちゃくちゃ信頼される。

お互いの“景色”を知る努力をする

職人は管理の仕事を、
管理は職人の作業を、
少しだけ理解しようとするだけで、
現場の空気は驚くほど良くなる。

まとめ

職人と管理は敵じゃない。役割が違うだけだ

職人と管理は、
どっちが偉いとか、どっちが正しいとかじゃない。

ただ、
見えてる景色が違うだけ。

その違いを理解して、
お互いの立場を“翻訳”できる人が現場を回す。

改めて言わせてもらう。

現場はチームだ。
すれ違いを減らせば、仕事はもっと楽になる。


【筆者プロフィール】
吉塚|遠回りキャリアの施工管理


保育 → 介護用品営業 → 防水職人(8年) → 施工管理。
まっすぐじゃない道を歩いてきたからこそ、
「現場で胸を張って働くためのプロ意識」を伝えている。

職人と管理の両方を経験した視点で、
若手・未経験者にも分かりやすく“現場のリアル”を発信中。

ブログ名:現場、異状なし!
キャッチコピー:プロ意識おいていくぜ

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